Content Library の活用 -VMC on AWS-

全米オープン大坂なおみ選手が優勝しました。おめでとうございます。

彼女の力強いサービス、バックハンド、ストローク。コロナ禍の中、無観客で行われた大会、いつもと違った雰囲気の中で実力を発揮しての優勝。すごい。

 

また、彼女が発信したメッセージも優勝と同じくらい素晴らしいものでした。

ある国で特定の人種が差別され、殺されてしまったことに異議を唱えるにはとても勇気がいります。テニスのシングルスは個人競技であり、個人でメッセージを発信することで批判や恐怖にさらされる可能性も考えたでしょう。今回の優勝だけではなく、彼女が発信された勇気も、ここに称賛させていただきます。

 

 

それでは、本題に入ります。

私はメーカーでコンサルタントをしており、いくつかのプロジェクトに参画させていただいております。

現在VMC on AWSのサービスを活用いただくための支援を行っています。

この支援内容とは全く別のものになりますが、環境を触っている中で、vSphereContent Libraryという機能がとても役に立っています。今日はこの Content Library について紹介させていただきます。

 

VMC on AWS 上にOVAをアップロードしたり、パッチを当てたりしたいときには、VMC on AWS 上にWindows仮想マシンVM)を建て、vSphere のコンソールから作業すると効率がよいケースがあります。このときに役立つのが Content Library です。

 

今回は VMC on AWS 上で、NSX ALB を建てることを前提とします。

 

NSX ALB を利用するには3台の Controller と複数台のサービスエンジン(SE)と呼ばれる仮想アプライアンス Deploy しなければなりません。

インターネット越しにVMC on AWS 上の vCenter から3台の Controller Deploy するためには、OVA ファイルを3回に渡ってアップロードする必要があり、回線状況にもよりますが、時間がかかることがあります。

また、VMC on AWS 上で SE Deploy するには、Controller の設定後に SE OVA ファイルをダウンロードしてから、複数回アップロードしなければなりません。これもインターネット越しでは時間を要します。

 

VMC on AWS 上に Windows VM を建て、Content Library を使うことにより、アップロード、ダウンロードを全て VMC on AWS 上で行うことが出来、作業時間と利用帯域の両方を減らすことが出来ます。VMC on AWS 上のファイルサーバのようなイメージです。

 

 

また、Content Library には OVAファイルだけでなく、パッチやテキストファイルを置き、利用できます

 

 

 

OVA/OVF files OVF & OVA Templates に置く

Patch, text filesOther Types に置く

 

今日はここまでです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。